歯医者だけが知っているセラミック治療のウソ、ホント
セラミック治療ってほんとに長持ちするの!?
虫歯になりにくいの!?
治療を受ける上でのデメリットは!?
こんな質問をよく患者様から伺います。
これらの質問にわかりやすくお答えしていきたいと思います。
Q1. セラミック治療って長持ちするの!?
答えはYES。
非常に長持ちします。
統計データ、各種論文のデータを見ていきますとおよそ10年で90%以上の生存率を誇ります。10~20年くらいは再治療の必要がないと考えられそうです。対して金属やプラスチックでの治療では5~6年で再治療が必要となると言われております。
再治療を行うことで歯には少なからずダメージが入りますので再治療のスパンを長くすることは、歯の保存に大きなメリットがあると言えます。
Q2. 虫歯になりにくいの!?
答えはYES。
この答えには2つ理由があります。
まず1つめはセラミックの表面は非常に滑沢(ツルツル)なのでプラークが付着しにくいです。
プラスチックのお皿と陶器のお皿をイメージして頂くとわかりやすいかと存じます。
プラスチックのお皿は洗っても汚れが落としにくかったり、ヌメヌメしたりしますよね。しかし、陶器のお皿はよごれが落としやすいですよね。お口の中は常に湿潤状態なので、さらにプラスチックの劣化も早いです。
2つめは変形変色しない材質であることです。
1回の食事で何回噛んでるか知っていますか?
およそ600回以上噛んでると言われています。1日3食たべる方だと1800回噛むことになります。
噛む力はおよそご自身の体重くらいかかると言われており、さらに寝てる間の歯ぎしり時の咬合力は200~300kgと言われております。これだけ咬合力(噛む力)が加わるといくら金属でも変形してしまいます。
変形した金属を装着したままにしておくと、ご自身の歯と隙間ができてしまいプラークが付着し、虫歯を作ってしまいます。
セラミックは材料的に変形することがない材質なので、隙間をつくる可能性が限りなくゼロに近いので安心な材質になります。過度な力が加わったときにセラミックが欠けることがあっても変形しないのがメリットと言えます。
Q3. セラミック治療のデメリットは?
セラミック治療のデメリットは保険適用外治療であるため負担額が大きいことがあると存じます。
しかしながら保険適用外治療であるため、保険のルールに縛られることなく最先端の治療を受けることができます。
ワンデートリートメントといってセラミック治療を一日、一回の通院で完了することができます。
ワンデートリートメントでの治療のメリットについては別の記事で書きます。
Q4. アレルギーの心配はありますか。
金属修復では金属アレルギーの問題が起きております。海外では人体での使用禁止とされている金属を日本の保険治療の銀歯で用いていることはあまり知られていません。国で定められた合金を保険治療では取り扱わないといけないので、仕方なく使っているのが現状です。保険適用外治療ではメタルフリー治療で安心、安全な治療を受けることができます。
Q5. セラミック取れたり、外れやすかったりしますか?
セラミックは基本的に外れにくいことがわかってます。セラミックは歯と接着できることが長持ちたる所以でもあります。
金属修復では接着できず、歯科界では合着と呼んでます。接着と合着の違いですが、簡単に申しますと、接着は歯と一体化することができる。合着はボンドでくっつけてるイメージでしょうか。接着も高度な技術が必要で、日々進歩しております。
接着がうまくいかない最大の要因は、唾液、呼気中の水分と歯面の汚れです。これらを徹底的に排除して、適切な歯面処理、セラミック表面の処理を行うことで長期の接着の安定が見込めます。
いかがでしたでしょうか。
セラミック治療は保険適用外治療とはなりますが、修復材料としてセラミックスは非常に長持ちで審美的で生体親和性の高い最も優れた材料の一つです。当院の取り扱っているセラミックスも色々な種類があり、適材適所で使い分けて行うことができます。
オーシャンデンタルオフィスみなとみらいでは型採りも粘土のようなものを使って行うものだけではなく、最近はビデオで撮影するように型採りをすることもできますので、嘔吐反射があって気持ち悪くなりやすい方も、楽に型採りを行うことができます。歯を削って、セラミックを取り付けるまで1時間程度で終えることも可能です。
横浜市みなとみらいにある歯科医院
OCEAN DENTAL OFFICE MINATOMIRAI
オーシャンデンタルオフィス みなとみらい