抜歯後の痛みの原因!? ドライソケットとは
抜歯後の痛みの原因の多くがドライソケット!
ドライソケットってご存知ですか?
当院のブログで特に抜歯後の注意事項などが頻繁に読まれていますので、ドライソケットについて詳しくご説明します。
ドライソケットとはその名の通り、抜歯窩が乾いてしまっている状態を指します。
どういう状態かと申しますと、歯は歯槽骨といって骨の中に埋まっていますが、抜歯した場合その骨が露出します。通常は治癒過程においてその露出した骨の上に血餅(かさぶた)が出来て、歯肉がかぶさってくることで治癒していきます。しかしながら、何らかの理由で血餅ができないことによって抜歯した穴が露出してしまうのです。露出した状態が長く続きますと、口腔内は細菌が多いですので露出した骨に細菌が感染してしまうのです。この抜歯後感染を起こした状態がドライソケットという状態です。
ドライソケットかな?っと思ったら・・・
- 抜歯後痛みが強くなってきた
- 抜歯したところから嫌な匂いがする
- 膿の味がしてきた
- 痛みがずっと続いている
このような症状が続いている場合はドライソケットの可能性が高いです。
ドライソケットになった場合、自然治癒は難しいことが多いです。早めの受診をおすすめします。
ドライソケットになってしまうと痛みが強く、つらいものです。なるべくドライソケットになりたくないですよね。ドライソケットにならないための予防法、ドライソケットになった場合の治療法、治癒期間についてお伝えします。
ドライソケットの予防
〜ドライソケットにならないために患者様ができること〜
- 口をゆすぎすぎないこと・・・血餅が剥がれてしまいます。血が滲んできて気持ち悪くても我慢して下さい。
- 抜歯窩を触らない・・・気になっても触らないこと。ブラシなどでも血餅も簡単に剥がれてしまいます。
- 清潔に保つこと・・・お口の中を清潔に保つこと。
- 禁煙・・・おタバコはお控え下さい。タバコには血管の収縮作用があります。血管収縮により出血が少なくなりすぎることで、血餅ができにくくなります。
ドライソケットの治療
ドライソケットになってしまった場合の治療ですが、内服薬による治療を行います。また経過によっては患部に対し、処置も必要となります。
最終的には、麻酔を施し再掻爬を行い、外科的に出血を促します。再度出血をさせることで血餅の形成を促します。
ドライソケットの治癒期間
ドライソケットの治癒期間ですが、おおよそ1週間から2週間で治癒する方が多いです。酷い痛みは比較的早期に取り除ける場合が多いですので、歯科医にご相談下さい。
少しでも痛みを和らげるために・・・
なるべく歯科医院に行って、消毒、薬を入れてもらいましょう。
また、過度なアイシングは創傷治癒の妨げになりますので、お控え下さい。
最後に、この記事が皆様の役に立てると幸いです。お近くでお困りの方がおりましたら、当院にご連絡下さい。
OCEAN DENTAL OFFICE MINATOMIRAI
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